子どもたちと一緒に考える被災地の復興支援

2015年1月16日 00時16分 | カテゴリー: 活動報告

子どもたちの話を離れたところで聞く(右が私です。)

1月11日(日)、東洋大学で開催された「子どもたちと一緒に考える被災地の復興支援」に参加しました。

主催の「東日本大震災子ども支援ネットワーク」が12年から続けており、今回で4回目。
福島、岩手、宮城の小学4年生から高校3年生の18人の子どもたちが、今の生活や将来などについて子どもたち自身が語るのをひたすら聞くというものです。
参加者に求められたのは、子どもたちが安心して話せるように善き大人でいること。

今回で4回目の「子どもたちと一緒に考える被災地の復興支援」には、福島、岩手、宮城の小学4年生から高校3年生の18人の子どもたちが参加した

初めに主催者の森田明美教授(東洋大学)が「語りが持つ力を感じている、支えられている子どもたちは未来に目を向けられている反面、支えられの格差が出ている」と挨拶されました。

まずは、3地区の子どもたちから地域の報告。子どもたちがつくった町のCMやパワポなどでプレゼンしてくれました。

その後3グループに分かれて、ファシリテーターの進行で子どもたちが意見交換するのを、少し離れたところで大人たちが聞きました。私が参加したのは、小学4年から高一までの福島の子どもたちのグループ。以下、子どもたちから出た意見などです。
質問に対して即答するのでなく、少しの間自分の中で質問を反芻し、それから訥々と話す、子どもたちはみんなそんな感じでした。

(楢葉町から避難している高一男子2名)
・町民の意見を反映したまちづくりをしてほしい。まちづくりなどの会議では質のいい議論をしてほしい。
・大人に期待していないから大人とはあまり話さない。
・帰町宣言がでていないのに学校を建てているのはおかしい。
・避難先の校舎がプレハブで、夏に倒れた生徒がいる。どうしてプレハブで建てるのか。
・神奈川の学校に転校した知り合いの下駄箱に、放射能がうつるから学校に来るなという手紙が入っていた(泣きながら)。
・原発のことが政治にあがっていない。
・原発事故の重大さがわかっている大人は少ない。
・校庭にまだ仮設住宅やベルトコンベアがあるところがある。

(中学男子)
・また原発の事故が起きたら処理をするのは僕たち。大人は自分のことしか考えていない。もっと未来のこと考えてほしい。
・避難の気持ちを理解してほしい。
・日本全体を震災前、事故前の姿に戻してほしい。
・政治家は原発をみてほしい。
・ウソでなくほんとのことを言ってほしい。

(小学女子)
・どこがどうダメなのかわかりやすく教えてほしい(原発の事故処理などのことだと思われる)。
・避難先などで気をつかわれすぎて気まずくなる時がある。
・何回も何回も失敗(事故処理?)を繰り返さないでほしい。
・教科書には原発のいいことしか書いてない。マイナスのこともきちんと書いてほしい。

主催者の「東日本大震災子ども支援ネットワーク」事務局長で東洋大学教授の森田明美さんと

「東日本大震災子ども支援ネットワーク」運営委員で山梨学院大学教授の荒牧重人さんを囲んで。品川・生活者ネットワークの田中さやかさん(左)、吉田ゆみこさんとともに

こんなにも過酷な現実を背負わせてしまって本当にごめんなさい。せめて、子どもたちの言葉をしっかりと受け止め、同じ過ちを繰り返さない大人になる努力を続けたいと思います。