保育園の整備が進む、1月6日の江原公園

ブルーシートがかけられているところが保育園の基礎部分

昨年(2017年)4月1日時点の中野区の待機児童数は375人。2018年にはさらに増加すると予想されています。こうした待機児童解消のための緊急対策として、公有地、公共施設に保育園を7か所整備する計画が、昨年秋の議会で報告されました。いずれも2年間限定の保育園で、2年の間に恒久的な保育園を整備すると区は説明しています。

緊急対策は、今年4月の開園に間に合わせるために10月に近隣説明会、11月には着工と近隣住民にとっては寝耳に水のような計画。公園の一部に保育園が建設される江原公園への整備にあたっては住民の方々から、保育園整備に対しては理解を示しつつ、保育園の位置や樹木の伐採について再検討を求める意見や要望が、区にも議員にも寄せられました。しかし、拙速なスケジュールのため再検討されることなく工事が始まってしまいました。

おだやかな陽気のこの日は、乳幼児親子から高齢者まで、多世代の方々が公園を利用していました

待機児童の解消は確かに大切ですが、区民の方々への十分な説明、合意形成の時間のない進め方は問題です。2年後に全体が公園として戻るよう、しっかりと保育園整備の計画をチェックしていかなければと思っています。