やっぱり「あるある」ジェンダーかるた 「幻聴妄想かるた」も登場して……
1月28日はおしゃべりカフェ。日野・生活者ネットワークが製作した「ジェンダーかるた」をしながら、ジェンダーをテーマに楽しくおしゃべりしました。
オミクロン株の感染拡大が勢いを増している中での開催でしたので、かるたの取り合いにならないよう、絵札を見つけた時は手をあげて示し、読み札を読み終えてから絵札を自分のものにするルールで感染予防につとめながら行いました。もちろん、隣の人との距離もしっかりとりました。
コロナ禍に作られたことがよく表れている「給付金 俺のものだと 世帯主」の句には、参加者が大きく頷き、「(夫は)自分のものだと思っているのよね」という感想があるかと思えば、夫の口座から引き落とされるカードで10万円分の買い物をして元はとったという方もいました。10万円の買い物は自分のためでなく、災害被災者の方への支援だったり生活困窮者の方に寄付するためのものだったそうです。
また「変だよね 『手伝うよ』という その感覚」の句にも、同様の意見が出るわ出るわで話が盛り上がりました。一句読むたび内容に共感する参加者一同。ある方が「こうして句にするっていいわね」と呟いていました。
句にすることで、普段感じる「もやもや」が共感になり、その正体の輪郭が少しはっきりするのかもしれません。
*給付金などの世帯主への給付の問題についてはすでに報道などでも伝えられていますが、DV被害にあっている人、子どもなど、本来受けとるべき一人ひとりに支払われる仕組みや運用への見直しが必要です。
「幻聴妄想かるた」って何?
そして、「かるた」つながりで、参加者の一人が持ってきたのが「幻聴妄想かるた」。「なに?」って思われますよね。
これは、世田谷区にある就労継続支援B型事業所「ハーモニー」に集まる人たちが作ったゲーム。こころの病を持つ人たちが自分の体験をもとに作ったかるたです。
せっかくだからこっちの「かるた」もやってみようということで、2つ目のかるたに挑戦。時にSF、時に壮大な夢、かと思うと小さな日常の一コマ、それぞれの頭の中の世界に引き込まれます。私は中でも、何度も出てくる「わかまつ組」が気になって仕方ありませんでした。