「遊び場」(プレーパーク)の話が、子どもに届いた!
遊説中「興味もった!」と子どもから声をかけられ……
先日、とても嬉しいことがありました。何と何と、鍋屋横丁交差点で遊説中、赤信号で交差点の向こう側にいた小学3、4年生くらいの男の子が、信号が青にかわると私の目の前にやってきて立ち止まり、「興味もった!」と言ってくれたのです。彼が関心を示してくれたのは「プレーパーク」の話。
3月20日号のなかの区報には「プレーパーク」の特集記事があります。
1ページ目には、中野・生活者ネットワークの副代表で、15年間中野区で唯一のプレーパークを地域の皆さんと一緒に運営してきた大橋美紀さんのインビュー記事が掲載されています。私も時々参加して、子どもたちと遊んでいます。
彼が信号待ちの時に区報を手にして話していたのは、確かこんな内容だったと思います。
子どもたちに「それはここではやっちゃダメ」とか「危ないからダメ」とか「うるさいからダメ」とか、子どもに「ダメダメ」っていうのではなくて、やりたいと思ったことを「やってごらん」と言える、そんな遊び場を中野区にもっと増やしていきたい。子どもは本来何でも遊びにできるはずです。
こんな話に、目の前にやってきて目を輝かせ「興味もった」と言ってくれた彼の手は、私の方に向かって伸びていました。私が持っている区報を「ちょうだい」と言っているようだったので、「これ欲しいの?」と目線を送り区報を渡すと去って行きました。
数えきれないほど遊説をしていますが、声をかけてくれた人の最年少記録です。嬉しかったなあ〜。遊び場の話が子どもの心に届いたのだと思うと、この日は1日中明るい気持ちで過ごせました。
「子どもの問題は、外遊びを保障するだけで6割は解消する」天野秀昭さん
日本初の常設の冒険遊び場「羽根木プレーパーク」の初代プレーリーダーで、日本冒険遊び場づくり協会評議員の天野秀昭さんは、「子どもの問題を考えるとき、小さい時の外遊びを保障するだけで6割以上解消すると僕は思っています」と言っています。
参考:子どもから遊びを奪ったことが、子どもの問題を深刻にしている
子どもたちが外遊びを経験して育っていく環境を整える、それも中野で進めていきたいことの一つです。