区内小学校で「プラスティックごみ問題」の出前授業

理事を務める「環境まちづくりNPOエコメッセ」が2月15日(水)、区内の小学校で5年生に「プラスティックごみ問題」の出前授業を行いました。せっかくの機会、私も授業のお手伝いで参加しました。

授業で配布したプリントの一部

プラスティック製品を書き出してみよう

5年生2クラス、76人の子どもたちと考えるプラスチックごみ問題。
まずは、自分の1日を思い起こしながら、身の回りのプラスティック製品にはどんなものがあるかをワークシートに書き出してもらいました。
目の前の机にある鉛筆のキャップ、筆箱、定規などが上がり、家にあるものも思い出してコップ、メガネなど次々と出てきました。
講師が「教室にいる全員が身につけているものもあるよ」と言うと、周りを見回して「マスク」と答えてくれました。

海・川はごみだらけ! どうする!

続いて、パワーポイント使ってプラスティックごみの何が問題なのかの学習。
海・川がプラスティックのごみだらけになっている現状
プラスティックが分解されるまでにかなりの年数がかかること
紫外線や波などによって5ミリ以下のマイクロプラスティックになる
食物連鎖で魚や哺乳類が体の中にプラスティックをためこんでいく
ことなどを学びました。

今日から自分ができること

最後に、使い捨てのプラスティックを減らすために自分ができることをワークシートに書いてもらいました。

子どもたちからは、水筒を持つ、(プラスティック製品を)できるだけ長く使う、プラスティックものを買わない、エコバッグを使うなどいろいろあがりました。

近くにいた子のワークシートを見ると「プラスティックのことをまわりの人に知らせる」とありました。誰からも出ていないアイデアだったので「みんなに言ってみたら」と声かけしましたが、恥ずかしかったのか手はあがりませんでした。

子どもたちはSDGsも知っていました。今は学校で習うのでしょうか?。

プラスティックゴミ問題は何番に該当するかを尋ねるといくつか答えてくれて、「12 つくる責任 つかう責任」まで出てきて大人がビックリ!

環境教育は、具体的な行動につなげるためのきっかけになりますね。
とても楽しい時間でした。

エコメッセ理事長の大嶽さんと。大嶽さんが手にしているのは授業で使ったプラスティック。鳥の胃から出てきたプラスティックを60kgの人間に換算すると、これくらいのプラスティックが体の中に入っています