春休み福島の子ども保養キャンプ、無事終了

福島のNPOが主催する「ひまわりプロジェクト」に参加。

11回目を迎えた保養キャンプ

2012年から毎年春と夏の年2回続けている「福島の子ども保養キャンプ」。今年の春休みキャンプは3月30日〜4月2日の3泊4日で実施、無事終了しました。

原発事故で外遊びを制限された子どもたちを、海あり山ありの南房総市に呼んで、思いっきり遊んでもらうために企画したキャンプです。キャンプという名前ですが、泊まるのは廃校になった小学校を改装した自然の宿「くすの木」。地元の人が作ってくれるおいしい食事が毎回楽しみです。

小学校への通学路沿いにひまわりの種をまきました

原発事故で中止になった取組みを全国で支援する「ひまわりプロジェクト」に参加

東日本大震災、原発事故から6年が経過した今年の春休みキャンプでは、福島のNPOが主催する「ひまわりプロジェクト」に参加しました。

原発事故の前から長年、障がい者を支援してきたNPO法人。その活動の一つに、障がい者の人たちと農家の人たちが協力しながら、ひまわり油をとるための「ひまわり」の栽培があります。でも、原発事故で状況は一変、土壌汚染の明らかな土地でのひまわり油の生産を断念しなければならなくなりました。そこでうまれたのが「ひまわりプロジェクト」。全国各地で育てられたひまわりから採取した種を福島に送り、その種をひまわり油の原料にして製品化するプロジェクトです。

冷たい雨の中、地元の子どもたちと一緒にひまわりの種をまきました。夏休みキャンプで種を採取する計画です。小さな種から大きなひまわりが咲き、その種が油になって障がい者の人たちの支援につながる。福島で行われたいたことがなぜできなくなったのか、いろんなことを子どもたちと考えるきっかけになりそうです。

今回も無事キャンプを終了できたことにホッとしています。次は夏休みキャンプ。子どもたちに会うのが待ち遠しい毎日です。