「普通って何?」〜LGBT自治体議員連盟研修会〜
7月28日(金)、「LGBT自治体議員連盟」が主催する研修会に参加しました。LGBT自治体議員連盟は、当事者の地方議員5名が世話人となって6日に設立、性的少数者への理解を広げ、人権擁護条例の制定や施策の推進を目指しています。研修会の前に私も連盟に参加しました。
参考になった他自治体の取組
研修会は2日間にわたって開催されましたが1日目は出席できず2日目のみ出席し、豊島区、文京区、世田谷区、中野区の4自治体からLGBTに関する施策の事例報告をお聞きしました。(中野区の担当課長は残念ながら都合がつかず、区作成の資料をもとに石坂わたる議員が説明をしました)自治体の担当者だけでなく、地元の当事者団体や世田谷区の上川あや区議会議員による議員としての活動などの報告もあり、とても刺激を受けた研修会でした。
豊島区からは、思春期の子どもの自殺予防の観点から「子どもに伝えたいLGBTのはなし」と題する講演会や地域団体との共催事業などについて、文京区からは、教員、教職員向けの対応指針などについて、世田谷区からは、同性パートナーシップの宣誓の取組などについて、中野区からは、ユニバーサルデザインのまちづくりの推進に関する取組について報告がありました。
「私は普通の女性ですが…」「私は普通のゲイですが…」
豊島区の担当課長が、地域団体と共催で実施した講演会で、参加者の自己紹介の時にある方が「私は普通の女性ですが……」と挨拶し、後に続いた方が「私は普通のゲイですが……」と発言され、普通の女性ですと自己紹介をした方がハッとした表情をしたのが印象的でしたと話されました。「理解する」ことの難しさを物語っているエピソードだと、心に残っています。