春の保養キャンプ、無事終了!
3月23日〜26日の3泊4日で実施した福島の子どもたちの保養キャンプが、無事終了しました。2012年の春から年2回実施しているので、今回で15回目、福島第1原発の事故から丸8年。月日の経過の早さに驚く一方で、今もなお避難生活を余儀なくされている方々が約52,000人、行方不明の方々が2,533人、そして、原発事故の処理については目処が立っていない、こうした現実を突きつけられます。
キャンプに参加している小学生の高学年は震災の時のことを覚えていますが、低学年は自分の記憶としては持っておらず、両親や祖父母から聞いた当時の様子を話してくれます。それは、散歩をしている時や移動の車の中など、何気ない時にすっと言葉になって出てくるのですが、放射能への疑問を突然聞いてくることもあり、戸惑う時があります。
決して忘れてはいけない、忘れられない、震災と原発事故。キャンプを始めた頃に低学年だった子どもはこの春、高校生になります。中学生活の最後に久しぶりにキャンプに参加してくれました。元気に走り回り、遊んでいる子どもたちを見ながら、この子たちとは一生付き合っていきたい、心からそう思いました。