何度見ても幻想的で神秘的—江古田公園で夜の生き物観察会—
ここ数年の夏休みのお楽しみ企画「夜の生き物観察会」。
今年は台風が近づいていた8月12日の開催でした。
予報では観察会の間はなんとかもってくれそうだったのに、途中少し雨に降られました。
でも、子どもも大人も気にする様子もなく、目の前で繰り広げられる生命の神秘に夢中でした。
ガイドをしてくれたのは、プレーパークでプレーリーダーをしているブライアン。
とにかく生き物、植物に詳しいんです。
(プレーパークではいつも「ブライアン」と呼んでいるのでここでもその呼び方で)。
まずはセミの写真が並んだ資料を見ながら、セミの種類を当てるクイズでスタート。
ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ……
当たったり外れたり、楽しくセミの種類、雌雄の見分け方などを頭に入れて、さあ、いよいよ観察です。
と、子どもたちはセミの前にカナブンやヤモリを見つけて大興奮。
子どもたちの輝く目をみると、それだけで嬉しくなります。
公園の中を移動していると、セミの羽化が始まりました。
あちこちで「きれい!」の歓声が。
ブライアンから、「セミは、血液を流して羽を伸ばしているから熱くなっている、触ると火傷するから羽には触らないようにね」
と注意を受けました。
羽が伸びた後は? 血液を止めるそうです。
何度見ても命の不思議さに言葉を失います。
こんな都会の中でも、いろんな生き物がしっかりと命のバトンをつないでいる。
幻想的で神秘的な体験。
みなさんも、身近な場所で探してみてはいかがですか?