4年ぶりの「福島子ども保養キャンプ」

東日本大震災、福島第一原発事故後の2012年から継続している福島の子どもたちの「保養キャンプ(どんぐりキャンプ)」。
新型コロナ感染症の拡大により、2020年から休止していました。
休止中も、これまでのキャンプ参加者とは、オンラインでの交流や学習会などを通じてつながりを大切にしてきました。
7月1日、2日には、私たちが福島に行き、大きくなった子どもたちと同窓会を開催しました。
当時小学生だった子どもたちは、高校生や大学生、社会人になっていて、大きくなった姿にビックリでした。

どんぐりキャンプ恒例の「パエリア」。50人分作れる大きな鍋が大活躍します

今年は4年ぶりに保養キャンプを実施しました。
8月3日から6日までの3泊4日、キャンプ前半は、中野区内で宿泊、後半の2日間は、あきる野市の「協同村ひだまりファーム」で過ごしました。

ここはコロナ前にキャンプをした懐かしい場所。以前は古民家があり、キャンプの間は宿としてお世話になりました。
残念ながら古民家は取り壊され、かき氷屋さんに姿を変えていましたが、梁や柱は生かされていました。

すぐ近くの川で子どもたちは楽しそうに遊んでいました。
原発事故から12年。保養キャンプは今も必要とされているのだろうかという疑問を抱きながらの実施でしたが、参加したお母さんから「必要です」と言われました。
これからのキャンプのあり方についてみんなで考えながら、子どもたちとの関係を育てていきたいと思います。

古民家があった場所に、梁や柱を生かしてつくられたかき氷屋さん

古民家の木材が薪として利用されていました

子どもたちは火おこしに夢中でした